【ファブリッツィオ・ポルタンティ】　Fabrizio Portanti

1963年8月29日クレモナ生まれ。1981年、エツィオ・スカルピーニ及びヴァンナ・ザンベッリの指導の下、クレモナ国際ヴァイオリン製作学校を卒業。卒業後は5年間にわたりジョバッタ・モラッシー氏の工房に通い、技術の研鑽に努め、自らのスタイルを確立する。

現在はクレモナ市アゼッリ通り37番地に工房を構え、クレモナの伝統的な手法に則ったヴァイオリン、ヴィオラ及びチェロの製作に専念している。型はクレモナのクラシックモデルに着想を得たパーソナル・モデルを使用。

木材は自らの管理の下で十分にシーズニングさせたものを用い、またニスは独自のスピリットニスを工房内で調合するなど、楽器の音質を高めるために特別な配慮をしている。

【受賞歴】国際ヴァイオリン製作コンクールにおいて以下の賞を受賞。

• 1991年クレモナ・第6回トリエンナーレ国際コンクールヴァイオリン部門銀メダル
• 1994年モスクワ・チャイコフスキー国際コンクール・ヴァイオリン製作部門第１位金メダル